倉敷の阿智神社から美観地区と呼ばれる大原美術館周辺を散策。
川面に垂れ下がる柳の黄緑色の若葉にも、小魚を狙って仙人のごとき佇まいをみせる青鷺のすばやい動きにも、水面を照ら すやわらかな陽光にもすべての生きものに施される春の恵みを感じる。春!春!あー春だなぁ!
木立のある中庭にテーブル のある珈琲店で一休みしたのだが気になるのはオペレーション。中庭の客は私の外、壮年の観光客らしい落ち着いたカップ ルの二組、程なく高齢のアメリカ人夫婦もはいってきた。
見目麗しき若きギャルソンが珈琲店オリジナルのアイスコーヒー(750円)<○△の女王>の少し長い説明、『当店のオリ ジナルははちみつ(?)○○、アルコールも少々はいっており、アイスコーヒーはこれだけです、ほかはふつうのホットコー ヒーとなっています。ご注文は?』 私はアラビアンをたのんだ。
さてこのギャルソン君隣の二人にも『当店のオリジナルは<○△の女王>…。』かれらはエスプレッソとホットを。
ギャルソン君すかさず『お時間普通の十倍かかりますがよろしいですか?』
「ではデミタスで」
『それでも30分はかかりますがお時間ありますか?』
「ふー、アラビアンを」
奥のテーブル席の椅子が倒れそうに傾いており、ギャルソン君きがつかないようなので、気になった小生が直していると、
「気になりますヨネ」と先程の隣のカップル。
「昔はこんなんじゃなかったと思うんだけど」と私。
通りかかったギャルソンに「昔いたインド人風のママは?」と聞いたら、
『今は大手マンション会社の傘下に入って体制も変わり、ママはカウンターには立たなくなりました』とのこと。
Marketing Eye
この珈琲店は、美観地区の一番観光客の多い川辺沿いに立地しているのだが、観光客に30分以上待たせるコーヒーもどうか と思うが、メニューにも何の説明もなく、注文した後、
『30分以上かかりますがお時間ありますか?』は、聞きようによっ てはこれだけ説明したのに、当店オリジナル○△の女王を注文しないの?とも聞こえて(しかも一番高い750円)、いかに も提供者側の理屈をお客様に押し付けるような対応はいただけない。
久しぶりに立ち寄った店だが、かつては快適な雰囲気の店だっただけに何とも惜しい。
倒れ掛かった椅子のまま、次にその席に案内されるお客様は、いい気分にはなれないだろう。
有名珈琲店だからお客様への気配りは不要とでも思っているのだろうか。年間観光客300万人以上というにぎわいがおごり
を生んだのか、新しく経営に参画した大手マンション業者が、サービス業の心得であるお客様へのおもてなしの心を知らな
いのか、いづれにせよ不快感を残すオペレーションだ。
お客様目線で改善して頂きたいものだ。
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